■フランスは鉄道の国:JEAN PIERRE FOUQUEY『Railroad』

このCDの帯を見ると『電車ジャケに駄盤無し』と書いてあります。

この手の表現っていっぱいあるんですね(笑)

 

前回の話題で、「子供ジャケに間違い無し」「美人ジャケに間違い無し」というような話をしたばかりなので、奇遇というか、何というか・・・。

あと「ねこジャケに駄盤なし」というのも聞いたことがあります。

 

「駄盤無しシリーズ」、いったいどれくらいあるのでしょうか?

もしご存知の方がおられたら、是非、教えてください。

 

ということで、今日はこのCD。

1986年にパリで録音された、マニアが待ち望んでいた(らしい)一枚です。

私、ジャズについてこういうレビューを書いたりしていますが、レア盤がどうのこうのという情報には、実は非常に疎いです。それにあまり興味がないというか、CD屋に行ってそういうポップを目にして、「へ~、そうなんや。じゃー買っとこかな」ぐらいの感じです。

まあ、つまり誰かが復刻して、それを宣伝してもらわないと、よく知らないという訳です。

 

そのかわり、誰も目をつけていなかったアーティストを見つけ出してくるのは得意です。

アメリカの大学で音楽の先生をしていてCDは出していないけど、良い感じのピアノトリオをやっている人を先日見つけました。音源は持っているらしいので、なんとかCDに焼いて売ってくれと頼んでるんですが、まだ返事がありません。

 

話が、大きくしれましたね・・・。

 

で、この「Railroad」、フランスのピアニスト、ジャン・ピエール・フーケが主役。

バックを固めるのは、アメリカ勢。しかも結構なビッグネーム。

ベースは、マーク・ジョンソン。そして、ドラムは、ピーター・アースキン。

 

おお!豪華じゃん!

という感じです。

 

その豪華バック陣のうまさは、早速1曲目から楽しむことができます。

 

フーケ氏の、美ピアノの旋律に、なんともキレイに流れるようなドラムをかぶせてくるこのあたり、さすがです。なんか、ゾクゾクするグルーブ感なのです。

そこに、ベースのグネグネした感じがからんでくるので、凄いですよ。

 

つかみ、強すぎです。

私にとっては、この一曲を聴けるだけで、このアルバムを買った価値を感じるくらいです。

素晴らしい!

 

ということなので、実は他の曲の印象はそれほど残ってないんですね、正直。

決して悪いということではないです。

 

掛けていて実に心地よい。ピアノが美しいので。

それに、控えめな感じで、ドラムとベースが支えてるし。

 

なのですが、1曲目がなあ・・・良すぎるんですよね、ホント。

 

褒めてるのだか、けなしているのだかよく分かりませんが、お薦めです、この一枚。

まあ、このブログ読んでる人は、もうすでに聴いてそうですが(笑)

 

収録曲はこのような感じ。

 

  1. cruise
  2. l'etoile du nord
  3. l'oiseau
  4. red line
  5. chorale
  6. on the right
  7. time zone
  8. mobile
  9. steel and steam

 

 

ところで、このジャケのテーマである鉄道。

実は、フランスは日本とはりあうくらい、鉄道に強みを持つ国なのです。

高速鉄道の分野では、TGVというのがあって、日本の新幹線とも技術的に張り合う力を持っていると言われています。

 

新幹線は制御技術がすごくて、TGVは高速化の技術が強い。

 

今、新興国の経済発展で鉄道を含めたインフラ整備がすすんでいます。

そこで、日本の新幹線方式と、フランスのTGV方式がデッドヒートを繰り広げているのです。

 

ということで、フランスの作品が電車ジャケというのは、何となく鉄道文化が定着している表れなのかなあなんていう視点を持つこともできるのです!

 

今日は、本編の話よりどうでもいい話のほうが多かったです。

 

失礼致しました。